長編SF / 全四章+終章 / 完結
黒き方舟は月を抱く
全四十六話+幕間二・最終話 / 約35万字
職を失った日の帰り道で、黒金ミナトは何者かに襲われる。彼を助けたのは、首に鉄の輪を嵌めた少女だった。
連れて行かれた岸壁に待っていたのは、巨大な黒い豪華客船。
出迎えたのは――完璧なメイド、妖艶なナース、眼鏡の事務員、セーラー服の乗組員。
同じ夜、同じように集められた者が、あと二人。FPSガチ勢の関西弁女子高生と、つなぎ姿の配線マニア。
やがて明かされる、この世界の真実。
豪華客船が、海を割り、炎をまとい、大決戦を繰り広げる。
居場所を失った者たちが、戦う豪華客船の上で「家族」を見つける物語が、今始まる。
目次
第一章 誰も帰さない
第二章 帰る場所を海の底に
第三章 壊れた親と、鎖の子ら
第四章 月へ至る航路
終章 ただいまの、その先へ